鈴木知準について

鈴木 知準 (すずき とものり)(1909 – 2007)
知準氏の名前の読みは、「とものり」ですが、森田博士と同じように、漢字の音読みの「ちじゅん」という呼び名も使われていたようです。
1909年(明治42年)に静岡県袋井市で生まれました。

中学在学中(14〜15歳頃)、強度の不眠、胃部不快感、吃音(きつおん)恐怖、雑念恐怖などの神経症に悩まされるようになり、1年間休学して療養に専念したものの症状は改善しませんでした。
その後、森田正馬の著書を読んで感銘を受け、森田正馬の自宅兼医院へと赴き、直接入院森田療法を受けることになり、短期で神経症が全快します。
森田の内弟子として指導を受けた後、旧制浦和高等学校を経て東京帝国大学医学部に進学。戦時下の北京では麻薬中毒の研究や邦人中毒者の性格訓練に従事しました。戦後引き揚げ、1948年に東京大学より医学博士の学位を受領。1951年、静岡市内に鈴木内科神経科医院を開設し、森田療法の実践を開始します。

1964年、東京都中野区へ移転し「鈴木知準診療所」と改称。近くに約300坪の作業療法専用の「ばら園」を併設するなど、治療環境の充実を図りました。入院患者とともに生活しながら、1年365日直接指導にあたり、入院治療を受けた人は約5000人にのぼったとされます。

晩年まで診療を続け、2007年に97歳で死去しました。

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