大学1年生か2年生の頃だと思うのですが、対人恐怖症とそれにともなう、不安、緊張、抑鬱、劣等感、孤独感などに苦しんでいて、図書館や本屋で、心理学、精神医学関連の書籍を読み漁っていました。
ある日、大きめの本屋で、カレン・ホーナイの 「自己実現の闘い:神経症と人間的成長」(アカデミア出版会)を見つけて立ち読みを始めました。
これは、ドイツの精神分析科医のカレン・ホーナイ(1885-1952)の晩年の著作で、彼女の生涯の研究と考察をまとめた集大成の最高傑作です(原題:Neurosis and Human Growth: The Struggle Toward Self-Realization)。
本屋で2、3回立ち読みしているうちに、これは凄い本だと思い、売り切れないうちにと急いで出かけて購入したのを覚えています。
この本は、私にとって、心理学における聖書といえるようなものになったのでした。
人類の歴史上に書かれた心理学・精神医学関連の著作で、圧倒的にナンバーワンだと思っています。
もし、私がこの本を100点満点で点数をつけるとしたら、90点とか100点だと思いますが、他の本は、この 「自己実現の闘い:神経症と人間的成長」と比べるとみんな50点以下だと思います。
論理の緻密さ、深い考察、圧倒されました。
ホーナイは、人間の色々な症状の精神疾患、メンタルヘルス障害のシステムを基本的不安という概念とその他の構造を解き明かしました。
最近では、「神経症」という言葉が使われなくなって、個別の「双極性障害」「社会不安障害」「うつ病」「ひきこもり」「発達障害」などと非常に多数に分類するようになったようですが、ホーナイのこの書籍を読めば、これらは、全て共通の構造を持っていることが分かると思います。
ただ、ホーナイはフロイトの創始した精神分析という手法を使用して研究を深めたのですが、治療法という意味では、弱い面があると思います。
ただし、他の精神疾患治療法のレベル、効果も精神分析と同様に非常に限界があると思います。
その意味では、森田療法は、精神疾患者、メンタルヘルス障害者が、生きて生活していく上で、一番効果があるものだと思います。
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